モノゴトをクリエイトする仕事を生業にさせてもらってる僕らにとって
『本物を見る』ということはとても大事なことになります。

この時代の中で、例えば『和』一つとってもネットで検索すれば莫大な情報がヒットします。簡単に使われてる『和』という言葉。建築の世界でもいつの間にか『和風建築』なんて言葉が生まれ当り前のように使われていますが『〜風』とか『〜調』というのは本物ではないと思いますね。ただ偽物でも本物と見分けがつかないくらいの表現には驚きますし、だからこそ時代の中で需要があるのだろうな〜と思います。
コンビニ時代に生きる我々にとって麻痺してしまってる部分かもしれませんね。

本物を見る目を養うには、やはり本物を見る。これに尽きると思います。
昨日、兵庫県の龍野に行った時に見た瀬戸内海に沈む夕日はまぎれもなく本物。
時間と共に変化するあの色彩は創れない!と思いました。
コンピューターで創れたとしても心がない表面的な綺麗さなのかもと思います。

何にでも本物には心があります。だからこそ美しいのだと思います。
その心を感じ取れるように日々本物をできるかぎり見て感じていきたいと思います。