あと数日です。
 
ほんと小さな小さな工事だけど。
僕のこれからの未来において大きな一歩となる現場が佳境を迎えます。
 
青森桧葉(ひば)の無地(無節)と木曽椹(さわら)の無地(無節)を使わせていただき、
一級建築士事務所設立!20年を迎える集大成として日々!
みんなの気持ちを受け止めながら進めて参りました。
 
小さな庭の塀だけど。そこに込めるmm単位の気持ちは、
数億円の大きなプロジェクトをも超える表現者としての喜びと有り難さが一緒にいる感覚です。
 
初期からハプニングの連続だけど。
LIVEでそれらも楽しめることができるってやっぱり嬉しい。
全ては受け止め方です。

僕たちがやっている建築設計という世界、机上の上で構想を練って、それらPCの中で
CADを使って図面化して、見積もりとして金額を出して、契約となって現場が始まる。
 
始まりは正に始まりでしかなくて。
現場は現場で、また別の世界が待っていて、
刻々と現れる課題を前向きに全て受け止めてクリアしていくことが何よりも楽しい。
 
デザイナー気取りとプライドから偉そうに背伸びして現場からは影でバカにされ、
そんなことも露知らず、デザインのイメージが!と話す姿は滑稽すぎる。笑、
 
僕は設計事務所の先生にはやっぱりなれず、笑。
現場を皆で上も下もなく!粗探しや人のせいを探すのではなく!
良くなる方法を皆で考え!美の建築を実現していく方が性に合っている。
 
と。いうのも建築業界というのは、僕のコンセプトの真逆。
自分には責任がない!(議事録や見積書にそう書いているから)
人のせい!皆が良くなるのではなく自分だけが良くなる。
という考えが残念ながら圧倒的なマジョリティ(大多数派)なのだ。

それらを20年ほど見て来て、つまんない世界だと感じて来たからこそ!
自分が主になれる現場(もう主になれる現場しかするつもりはないけど)は
筋を通したい。
 
つまんねぇお金のかけ引きなんかで一瞬、得したとしても。
未来には絶対に続かない。
なんのための「仕事」なのかの意味を今生きる一人として向き合いたい。
 
今からの未来も同じ気持ち、皆で良くなる!という気持ちを
共有できる職人さんたち、材料やさんたち、木材やさんたち、
施主さんたちとだけ!仕事はさせていただきたく、切に誓う。
 
自分だけ得しようとかいう施主、職人は遠慮なくぶった斬ります。
笑、お気をつけください。やはり基本は人と人。気持ちと気持ち。

IMG_7282
IMG_7283
DSCF5448
DSCF5446