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茶の湯の道を歩かれている方は御存知、京都の樂吉左衛門の黒茶碗、
それも450年前に千利休と試行錯誤の中で生み出された黒茶碗、
初代樂吉左衛門長次郎作の器で御濃茶をいただく縁をいただいた。
 
僕の茶道の先生は、裏千家正教授の佐伯宗静先生。
なんとも気の合う先生で、いつも話出したら2〜3時間は平気で刻が過ぎます。
齢八十を越えられるのだけどとても心が自由なステキな人。
 
本日、飛騨高山の茶の湯の森の二十周年の大茶会のお供を社中の皆さん8名と参加させていただきました。
一席、五十名は入る大広間で内の先生は正客をつとめられ、まさかそのお隣の席に座らせていただいた。
 
そして値が付けられ無いであろう(付けるとしたら数億?)
初代450年前の樂吉左衛門長次郎作の器で御濃茶をいただいた。
それを知らず、なんとも優しい器だな〜なんて、
お気楽に美味しくいただき、あとでお聞きしてびっくり。
 
縁がすべて。

人と人の心が繋がっていくことがすべてだと感じた一日でした。
あまり今も価値があるとかどうとかはよく分からず、
僕にとっては価値判断にはならないのだけど。無名でも心がこもり、
気を宿したモノゴトに有り難く嬉しさを感じることが大切だと思っています。
それでも価値を見いだされたことに対しては、ただただ有り難く感じる一日でした。
 

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当代、15代目である樂吉左衛門さんとは、
ちおん舎の西村吉右衛門さんを通じて、お会いしたことはあります。