贅沢な時をいただいています。
一週間かけエーゲ海の島を転々としながらゆっくり目的の島を目指す。
パロス島を後にして。23年前あまり調べずに当時も縁のながれで目指した、
絶壁に雲が舞い降りたかのような街があるサントリーニ島へ再び。
確か当時、ニューヨークからヨーロッパを目指した記憶がある。
ミコノス島から、これまた欠航の次の日に船に乗れたのはいいんだけど、
小さな小さな煙突から煙が出てるような、ぽんぽこ船で。午後に出港、
まさかの夜中1時頃に着いてしまった。
ホテルも取っていない?どうしよ?野宿か?の中、
港では夜中でもちゃんと客引のホテルの人が来ていて、
とりあえずで決めて、古いバンに乗せてもらいフィラの街に向かうのでした。
まったく知らない土地、知っている人もいない異国の夜空の下、
バンの古いカセットテープからながれるギリシア音楽が絶壁の頂上のフィラの街の夜景と重なり、
絶壁を上がるジグザグの坂道を繰り返していると、果てしなく遠くに来たもんだ。
なんて思ってたことを思い出す。
まさか建築家になっているとは、
まだ想像が始まったばかりの頃の自分と23年たった今に今と未来を見ている自分の姿が不思議です。
さて絵コンテを描きに来ました。
どんな未来を描こうか?今年は莫大な時があるので追われていた毎日とはまた違う閃きがありそうです。
もう開き始めてるけどね、笑。
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