もう15年通っていますが、これだけ快晴でまんまる満月の宵は珍しい。"水"について深く関わりがあるなと気づいたのは大学生の頃だったか。
あれからずいぶん時はながれたけれど未だにそのテーマは変わっていない。
気が澄き透る見事な刻。
なにがあるか、なにがおこるか分からないという今。未来のことを心配したり、
過去に捉われたり、僕たちは今という時を確実に生きていて、今この瞬間にすべてが在る。
地球上では時差があり、
今という日本時間は地球の裏側ではまだ来ていない時間であり、
今である向こうの時間は日本時間の過去であったり未来であったり。
結局、時間は人間の都合でつくり出されたものなのだ。
森の樹々、流るる水と出会うといつもそんなことを思い起こしてくれる。
彼らは一年という季節の循環の中で時計もないのに、
ちゃんと春になると新しい命が芽吹き、季節とともに生き、季節とともに散っていく。
美しく儚いこの循環こそがこの世界のすべてなのだ。
なんか有り難くて仕方ない気持ちになった。なんて美しいんだこの世界は。
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