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尋常ならざるところ。
常々そう感じいてる地、常神半島。
 
これから半年、時を過ごす旅館大改装の現場は若狭湾に接するこの常神半島の付け根にあたる。
今日は珍しく昼前後にポンっと時が空いたので足を伸ばし半島の先まで行ってみた。
 
常に神が居られる半島。
そこに浮かぶ、御神島。
隣の入江は神子と書いて「みこ」という集落。
 
何か在る。
 
古の時代より何らかの役目を仰せつかり、ひっそり辺境の地に地名として続く縁は、
旅人にとっても冒険心と神に近づいてみたいという憧れとが共存する不思議な感覚。
 
先の先、訪れた常神の入江の集落では
春の一週間だけというイカの子漁の塩茹での真っ最中だった。
 
おばぁとおじぃと仲良くなり茹でたてを食べさせてもらった。
半島の付け根の旅館の設計監理の現場をしてます!。
そうけ!知ってるであの旅館は良い。よー知っとる。
これから半年通うことになるので、また来んね。ありがとう。
 
お土産にイカの子の茹でたてをたくさんもらうことになったのだけど、
ちゃんと買うで!とお伝えしたら、大量2箱を300円でええでとのこと。
小銭がなかったのでワンコイン500円を置いて来た。
えらい喜んでくださり、なにか与え合いのキャッチボールが心地良く嬉しかった。
お金は道具、単なる道具だけど気持ちが入るとまた別の息吹が脈打つ気がする。
 
桜は満開、広葉樹と山桜が共存する多様な風景に心を打たれ常に神が居られる地を後にした。
 
またおいで。
また来るね。
ありがとう。
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