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「色には境界が無い」

「色には境界が有る」
そう思いこんでいたことをやわらかに外して頂いた。
 
自然界の時のながれ、風が吹き、生命が芽吹き、
移ろう幻実の世界には「色」の定義がない。

そうか。人間が勝手に定義づけた枠組みだった。
そんなことをハっと気づかせていただいた。

染織家:玉村咏さんの45周年記念の個展の千秋楽に
なんとか間に合い伺った。おめでとうございます!ありがとうございます。
 
  
玉村咏さんの御言葉。
 
「移りゆく時間と色」
 
春夏秋冬〜この四つの季節の間にも確かに存在する時間は、
言葉さえも与えられず穏やかに佇んでいます。
連続する時の流れの中で、切り取られる事のない瞬間 瞬間、
決して主張することはなくても、確かに存在する時間のようなものを
染色で表現した作品が ”千色万彩”〜二千色のグラデーションです。

見過ごされがちな一日
明日を迎えるために必ず必要な現在という時間
思い出の狭間で忘れられる過ぎ去った時
その見過ごされる時間のように、私のグラデーションには
ひとつの色から別の色までの間に数十色の色があります。

確かに過ぎているけれども感じることの少ない時間のような色数。
色から色へと穏やかに移りゆくために最も必要な微妙な色たち

あるけれど見えない 
〜それら狭間にある色が与えてくれる豊かな情感と深みのある奥行き〜

見えない色たちを感じることで
大切な今の時間を見つめなおすことができればと願っています。

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