今年の正月明けにトランジットで空港だけ寄った上海。
もうあまり来ることはないだろうな、と感じた2年前。

上海万博に湧く2010年の春。
初めて上海、中国の地を踏みました。

日本の北京出身の友人のお誘いで、大陸で建築をつくろう!と。
誘ってもらい、なにか、半分疑心暗鬼の中やってきたことを思い出します。
上海、香港、深圳、南通、と主要な都市で
けっこう大きな建築プロジェクト5件ほどのお話がありました。

でもそのまま、うまくすべてが進むことはなく。
7〜8回やってきた現場調査も単なる観光旅行になったことを思い出します。

一般的に日本で聴く、こちらの国の人に対する捉え方。
概ね合っていることは確かな事実です。

悪気がないんだよな。
これが「文化の違い」って云ってしまってもいいくらい。
彼らは一切悪気がないのです。
騙される方が悪いんです。くらいにケロっとしている姿は何度か見ました。

つまり日本人的主観に基づいて世界中のものごとをみてしまうことの方が
実は視野の狭さを物語ってしまうのかもしれない。

さて。そんなことで縁が無くなるなって思ってたこちらの国のこと。
なんでかな?やはり、まだ何かがあるみたいです。
西のヨーロッパへのシルクロードと云われている道は興味は大変あるし。
西域と呼ばれている地域やネパールやチベット、そしてブータンなど
ヒマラヤ山系を囲むようにしてある国々にも北から入れたりしますからね。

さて。三国志の時代に創建された、上海で一番古い寺院。
「龍華鎮にある三国時代(242年)呉の孫権によって創建されたといわれ、
 1700年の歴史を持つ上海で最も古い禅寺。」
(若狭神宮寺や奈良東大寺より更に400年古い)

観光地としても有名なこちら「龍華古寺」。
こちらの内装の計画の現場調査にやってきました。

不思議な縁で僕のところに依頼をいただくことになった今回のケース。
はじめは政治的な背景と環境汚染の観点から「お断りしようかな」と考えて
いたのだけれど、何かと期待してくださっているご様子を感じて
AIR費も滞在費まるごとみていただくことになり、ながれかな。
ついやって来ちゃいました。

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2泊3日の現場調査なので、火曜日の夜には京都に戻っているけれど、
ちょっと間の小さな旅をホテルに戻っての宿題と共に楽しめたならなと思います。

それにしても。
建築やデザイン、美術監修など
お寺関係の仕事がほんとに多いです。お寺関係〜5つ同時進行です。
龍華古寺では、このような天井画の提案をいたします。

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