お彼岸手前だってのに、まだまだ暑いね‥。
如何お過ごしですか?。
はじまった9月も半分を過ぎました。

たいへんお待たせしました。
昨年秋にはじまった下鴨亭改装工事、9年前の第一期改装工事から
今回の第二期改装工事は失敗したので誰にもお披露目することなく解体・・笑。

二期工事を手掛けた京都の大工たちに代り(京都の大工たちよプロとして修行してこい)
若狭の元大工・現在家具建具職人の二人に入ってもらい
夏前に第三期改装工事をはじめ、ようやく完成間近となりました。
元大工と云えどもあまりのレベルが違いすぎて‥いつもの有り難さを痛感しました。
技術力、段取力、創造力、機転力、前向きな気持ち、すべて揃ってはじめの一歩。
そして期待を越えてこそプロの職人の仕事。


ムラモトさんに譲っていただいた
大きな花梨の一枚板(4500mm×800mm×65mm)を中心に据えて
自然の素材そのものの色彩をそのまま活かし意匠(デザイン)は引き算の美を意識しながら
削ぎ落とし簡素に表現しました。

自然の彩りはそれこそ自然に調和して響いてくれます。
建築はあくまで脇役として人が主役となる場所をみてみたい。
そんな気持ちでいつもつくっています。


来月10月1日(月)から一週間「AM10:00〜PM5:00」
お披露目も兼ねて、下鴨亭「おかえり」展を開催します☆。

そして第一回の催しとして写真家のおざきん。
尾崎正樹「今日も丸八百貨店まで、家から50歩の世界」写真展を開催します。

http://ozakimasaki.com

おかえり1

おざきん2


その他もこれから増えていくかな。
さてとその前に!細かい残工事と大掃除を今月ずっとずっと〜やってます。


そして「大切なお知らせ」

今回、新しくなることを機に
今までとはちょっと違う空気になります。

子どもたちの運動会場となっていた〜☆下鴨亭。
ごめんなさいそれは卒業しまして、これからはちょっと緊張する場になると思います。
障子もあったり、凸凹の段も多いし、頭をぶつけそうな木材も多い。

赤ちゃんたちは良しとして。
走り回りたい遊びたい盛りの子どもたちと一緒の来るお母さんたち。
きっと京都市内でも自由に子どもたちを放てるお店はそうそうないと思います。

下鴨亭は「何でも許されるお店」

遊びたい盛りの子どもたちをお店に放っておいても許される。
お母さん友だちとの話しに夢中になっても他のお客さんが面倒見ててくれる。
お店の商品を開けて食べても許されたり、
なにか壊しても「ごめんなさい」で帰ってしまう。
そんな空気が、やがて、混沌とした場に変化していって。
来にくくなる人もたくさんとなっていました。

昨年春のある日、ある子が階段上、それも頭から下に落ちる事故が有りました。
(下に大人が居てくれたお陰で怪我もなくなんともなかったのですが‥。)
あの日のあの事故がきっかけで場の氣を改めようと思ったのは確かな事実です。

すごく良い事象を見せていただいた、逆に有り難かったです。
あのまま進めているときっと次は大怪我、それだけで済めば良いけど‥の
何かが起こっていたと直感的に理解しています。


今後は、なにか壊してしまったら弁償してもらいます。
お店の商品を勝手に開けて食べたら買ってもらいます。


そんな訳で、他のお店同様に。
あたり前のことなんだけど「何でも許されないお店」となります。

こちらも云いたくないことは云いたくありません。
一線を超えるときっと誰よりも恐ろしいので‥笑。
一線は超えないように自己責任で、お願いします。


下鴨亭地図
下鴨亭
庭


駐車場は御座居ません。
最寄り下鴨神社の駐車場(徒歩5分)は 150円/30分です、こちらをご利用ください。
あと情報としてカナート洛北にて買い物をしてレシート見せると駐車場2時間無料です。
高野川の対岸にあるこちらから、川の亀の飛び石をぴょんぴょん渡り徒歩5分です。

http://www.qanat-rakuhoku.com

徒歩の場合は京阪出町柳駅より徒歩15〜20分です。
同じく地下鉄烏丸線(京都駅より北)の鞍馬口駅より徒歩15〜20分です。