なんとも第三期改装工事に入っている京都のアトリエ下鴨亭。

先日、大家さんと話していて「ブログ見たよ〜あらら‥‥笑。」と、
もうすっかりネタになっている第二期で失敗した大工工事の部分もほぼ壊しました。
持ち主である大家さんは、ほんとに寛大で勿体ないくらいのイイ人。
僕の思いつきの改装も「いいよー」と心良くOKしてくださります。
(嬉しいことに〜こんな人が僕の回りにはいっぱいだ。)

好きなよ〜に、やりたい放題♬。
いつも、ありがとうございます。

ごめんなさい‥数々の失敗、
そして一つ一つ氣をこめて丁寧に直し再構築していっています。

ずっと何か心がザワザワして居れなくなっていたこの場所も。
先週の日曜日に外の塀の竹小舞(たけこまい)の下地に赤土と藁を混ぜた土を塗ることが
ようやくできました。

ほんとに美しい‥昔はどこにでもあったこの風景。
回りの空気が回りのなにもかもの氣が変わり、
なんとも、なつかしく‥あたたかい場所に元通りになりました♬。

下鴨3

下鴨4

下鴨5

下鴨6

下鴨7

下鴨8


土から離れてしまった現代の暮らし。
数万年という時の暮らしの中で人類は土とは深く濃密に関わってきました。
作物を育てる田んぼや畑はもちろん。家の土壁、煉瓦、土間、瓦、陶器、など。
昔々から土を掘ったり盛ったり捏ねたり焼いたりしながら生きてきました。

現代ではコンクリートをはじめピカピカの工業製品におおわれた町をつくり、
大地はアスファルトで蓋をされ農地は消えていっています‥。

経済中心の世の中のことも然り、原子力発電所のことも然り。

問題の深い深い大元は、この「土」と生きるという、
人類としての原点を置き去りにしてしまったことにあるのではないだろうか。

自然の循環の中に身をおいて
その循環にあわせる暮らしをすると心地良く安心感に満たされます。
都会生活で僕も経験したことのある、あの心の不安が沸き起こってはきません。

なんなんだろう?。
不思議に思うこの感覚は誰もがDNAに深く記されている太古の記憶。
大地がザワザワしている心を分け隔てなく吸い取っていってくれて、
まさにアースの役目を担ってくれているようです。

まいったな‥。
すべてはお見通しなのですね。

そう考えると。
現代の都市の在り方はこの大地とのつながりを絶つことによって成り立っています。
自然とは相反する考え方で人間の都合でつくられた疑似の世界。
チープな材料で消費材としてつくられる建築たち。

つくる施主(依頼主)も、とにかく安く!とにかく見た目の良いものを!。と、
お互いに求めて来たのだから、結果、こんな世の中になったのもある意味納得です。

そして。
大地と分断された人間は、安心とは逆の不安で増幅されてしまい‥。
あらゆる問題がおこってしまうようになったように感じています。


天空の城ラピュタのシータの言葉。

「今はラピュタがなぜ滅びたのか私よくわかる、ゴンドアの谷の歌にあるもの。
 土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。」

繁栄を極めたラピュタ人も然り、
文明を極めたローマ帝国も然り、文明を背景に強大な軍事力を持って外敵の侵入を防ぎ
空前の繁栄と平和が続いた時代。

ところが平和に溺れ脱落しはじめた‥。
属国からもたらされる富、奴隷の労働力を背景にした暴飲暴食の宴。

人々の心は病み、社会は荒れていった。
なにか現代と重なっているように感じます。

ラピュタ王家の末裔であるシータは、
かつてラピュタ人が文明を捨て地上にもどったときの心を読みとった。

「どんなに恐ろしい武器を持っても、
 たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられない。」

‥‥と。


いろいろ見えた今。原点に戻って。
土を大地を感じながら暮らすことができる家をつくっていきたいね♬。

竹小舞下地に土を塗る土壁の家
そこに再生可能エネルギーの仕組みを盛り込み
光熱費の掛からない家を一緒につくろ♬。

わ〜たのしそ〜素敵です♬。
クライアントさん大募集〜♬。
是非とも一緒につくりたいね。