なにもない赤土の砂漠の荒野が続く一本道
それは突然現れました。

息をのむ光景です。
地球創世46億年の時の中で人間の僅かな人智では
理解のしようのない遥かなる創造。
論理でわかってるつもりの自然の一部でしかない人間の存在。
ひとり取り残された時を想像するに完全無力であるちっぽけな存在。
こころから実感します。
ここに連れて来てくれたこと、ありがとう。

デビル1

デビル2

デビル3

3日目の今日
大陸の真ん中の町・アリススプリングスに到着しました。
北端の町ダーウィンから1520km、予定より一日はやく入れました。
久々、人の世界です。
大きいな町だな!と思ったけど人工わずか2万5千人ほど
人の住む町の単位って必要以上大きくなる必要がないと感じます。
これくらいが丁度よい。
いやもっと小さくってもよいのかもしれない。
ローマ帝国の点として各地に散らばる城塞都市の単位が人工1万人として
計画されていたそうです。政治も経済もあらゆることがほどよく保たれる
単位だそうです。そう考えると現代の都市の人工は東京首都圏で考えても
約2000万人は、ちょっと多すぎます。
あらゆる事象や問題を考えるとなるほど、と思えます。

今回の旅でネイティヴ・アボリジニの人たちにも遭遇します。
まだこれからだと思うのですが、目は合うが彼らに話しかけても応えて
くれません。白人のようなフレンドリー感はなく、わずか220年という
開拓後の歴史の中でこころを深く閉ざされているのかと感じました。
話されてる言葉も違います。

でもそれでよい。
勝手に彼らの地にやって来たのは日本人である僕の方なのですからね。
その時が来たらその時で。

アリス