若狭に戻って来ました。

ずっと昔からしたかったことの一つに「農」があります。「農業=仕事」ではないので「農」なのですが、期が熟した感があり始めることになりました。ずっとずっと仕事に追われ忙しくして来たこともあったのだけど今年は様々なことが重なりシンクロしていることもあり、昨日えいっ!とばかりに始まりました。京都のアトリエでは畑も土地もないので、若狭小浜のアトリエの休耕していた畑2反(1反=300坪)を曾祖母が他界して以来だから20年ぶりの開墾です。ちび耕耘機「ぽち」と草刈り機を1台、友人が持って来てくれて皆で手分けしてまず開墾。。土や水や種やいろいろ実験農場になればイイなぁ〜と皆でユメ見てます。日中はアトリエにこもって仕事をしつつ、気分転換がてら1〜2時間と畑仕事をします。贅沢な環境だなぁ〜ほんと。今月24日は若狭町の農家の友人の田んぼで初の試み「不耕起栽培」の田植えをします。

海川で魚を釣ったり、田んぼに入ったり、畑を耕したり、山に入ったりと今年に入っていろいろなことが始まりました。これが本来の人の暮らしなんだなと改めて思います。当たり前になってる都会での暮らしって実は虚像の世界であって、こちらが本当であり普通なんですよ。陽の光を感じ、風を感じ、海の匂いを感じ、川の匂いを感じ、山の匂いを感じ、土の匂いを感じ、水の美味しさを味わえる日々って幸せです。そのベースがあって社会と関わっていく、都会で仕事に追われる日々、深夜徹夜労働は沢山経験はしたけれど、働けど働けど精神が追い込まれることはあっても満たされることはなかったかな。でもそういう経験があるからこそ、なにげない日々を感じることができ有り難くも思えるし感謝でいっぱいになります。この世界は相対で成り立ってるからこそ感じれることも沢山あるように思います。ありがとぉです。

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